診療案内
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみをともなう湿疹が繰り返し現れる慢性的な皮膚の病気です。皮膚が乾燥したり、赤く腫れたりといった症状が現れます。遺伝的な要因と様々な刺激やアレルギー物質が複雑にからみ合って発症すると考えられています。外界からの刺激などによって体の内部を保護する皮膚のバリア機能が弱まり、アレルゲンが体内に入り込むことでアレルギー反応が起こります。また、かゆみで掻くことにより、さらにバリア機能が低下してしまいます。
アトピー性皮膚炎
アレルギー体質
環境要因
ドライスキン
治療方法
- ステロイド外用薬
- タクロリムス軟膏
- 抗アレルギー剤
- コレクチム軟膏
- 保湿剤
※その他治療に関しては、提携医療機関への紹介も行っております。
膿疱性座瘡(にきび)
ニキビの原因は主に3つで、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖と言われています。どの原因もストレスや疲れ、ホルモンバランスの乱れから肌の状態が悪化すると発生しやすくなります。赤ニキビや膿を含んだニキビが生じることもあり、適切な治療を選ぶ必要があります。日頃のお肌のケアはもちろん、規則正しい生活習慣を送りニキビの発生を予防することが大切です。
ニキビの原因
皮脂の過剰分泌
毛穴の詰まり
アクネ菌の増殖
ニキビの種類
ニキビの種類
小学校の中学年程度から、できるニキビです。皮脂の分泌が盛んなため、肌が脂っぽくなることが影響しています。特に、Tゾーンはニキビができやすいため、しっかりと洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。
ニキビの種類
体調不良やストレスなどによってお肌のターンオーバーが乱れることで発生します。頬やあごのUゾーンにできやすいのが特徴です。繰り返し発生することが多いニキビで、皮膚科の受診をおすすめします。
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
帯状疱疹
帯状疱疹は体内の水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。子どものときに感染すると水ぼうそうを発症しますが、治った後もウイルスは体内に潜んでいます。免疫力によってウイルスの活動は抑えられていますが、免疫力が低下すると再び活動します。神経の流れに沿って皮膚へと移動し、帯状に発疹や痛みが出てきます。主な治療法は、抗ウイルス薬、痛みに対する痛み止めです。また、50歳以上の方は、予防的にワクチン接種ができます。
治療方法
- 内服薬
- 疼痛コントロール
- 外用薬
蕁麻疹(じんましん)
皮膚の一部に突然かゆみとともに赤い盛り上がり(膨疹)ができて、24時間以内に消えることが特徴の病気です。7割以上が原因不明ですが、物理的刺激(摩擦、温度差、日光など)、発汗、感染症、全身性疾患、精神的ストレス、薬剤などが原因となることがあります。目まわりや唇が腫れた場合は血管性浮腫と呼ばれます。喉が腫れると呼吸困難を引き起こす可能性があり、また消化管が腫れると下痢を起こすこともあります。
治療方法
- 原因・悪化因子の除去、内服薬など
※アナフィラキシーの場合はエピペン自己注射を行います
尋常性乾癬
尋常性乾癬とは、皮膚の過剰なターンオーバーによって起こる慢性的な皮膚疾患です。皮膚に赤い斑点ができ、次第に表面が銀白色のかさぶたでおおわれ、やがてフケのようにポロポロと剥がれ落ちます。健康な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。健康な皮膚でも、掻いてしまうと同じような症状が出現する場合もあります。皮膚の角質細胞の異常な増殖と炎症を症状とする炎症角化症の多いと言われるタイプが、尋常性乾癬です。
尋常性乾癬
(じんじょうせいかんせん)の原因
遺伝要因
環境要因
アレルギー体質
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
※その他治療に関しては、提携医療機関への紹介も行っております。
ヘルペス
唇やその周囲、あるいは陰部やおしりなどに、チクチクとした違和感が現れ、小さな水疱の集まりが生じる疾患です。単純ヘルペスウイルスの再発によって、繰り返すことも多いです。
繰り返す場合は予防内服薬という方法もございます。適応に当てはまる場合は処方が可能ですのでご相談ください。
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
治療方法
当院では内服薬の予防投与に対応しています。ヘルペスを繰り返す場合はご相談ください。
尋常性白斑(白なまず)
尋常性白斑と言えば、皮膚に現れる白い斑点や斑が連想されるかと思います。まずは、症状の進行を抑えるために、ステロイド外用薬やエキシマ治療を開始します。白斑が広がる前に早期の対処が大切です。
名古屋市で尋常性白斑の症状にお悩みの方は、一度当院にご相談ください。
尋常性白斑の原因
尋常性白斑の原因は、体の免疫系の異常や自律神経バランスの崩れによると考えられていますが、実際のところはっきりとした原因は分かっていません。免疫系がうまく働かないことが影響し、色素を生成するメラノサイトという細胞が機能停止し、メラニンを作れなくなります。
また、尋常性白斑は、免疫系の異常による病気である甲状腺機能亢進症や1型糖尿病などと合併することもあります。さらに、遺伝に関しては確定的ではないものの、家系内に発症例が20%以上存在するため、遺伝的な要因も無視できません。
さらに、摩擦や刺激が原因で白斑が発生することもあるため、日常生活での肌への刺激にも注意が必要です。
治療方法
- 外用薬
※光治療などその他治療に関しては、提携医療機関への紹介も行っております。
伝染性膿痂疹(とびひ)
とびひ(伝染性膿痂疹)は、黄色ブドウ球菌や溶連菌などによる皮膚の感染症です。夏に多く発症し、湿疹や虫刺されなどを掻いた傷や、乾燥などで皮膚のバリア機能が低下した部位に感染することで発症します。そこから火事の飛び火のように、あっという間に症状が広がっていきます。治療方法は、外用薬と内服薬です。皮膚を清潔に保ったり、手洗い・爪を切ったりする予防が重要です。当院では、感染防止についてのアドバイスも行っています。
傷・やけど
やけどは、日常生活の中で最も多い外傷のひとつです。高温の液体や固体に一定時間以上触れると起こります。低温熱傷と呼ばれる、44〜60度の比較的低い温度で生じるやけどもあります。傷の面積や深さなどによって、軽症・中等度症・重症に分類され、軽症でもケロイドなどの後遺症を起こす危険性があります。やけどをした場合はただちに冷却し、医療機関を受診することをおすすめします。
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が盛んな部位(頭皮、顔、耳まわり、わき付近など)に赤みや細かい皮膚の剥がれが生じます。赤ちゃんから大人まで起こる疾患です。
治療方法
- 外用薬
- セルフケア指導
足白癬、爪白癬(みずむし)
水虫は、白癬菌と呼ばれるカビの一種が感染して起こる皮膚の病気で、9割近くが足に感染します。足や体を清潔に保つことで、感染は防止できます。他の人に感染させないためにも、早めに治療を行いましょう。
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
皮膚腫瘍(できもの)
皮膚に生じた「できもの」を皮膚腫瘍と言います。腫瘍とは体の組織の一部が異常に増殖したもので、良性と悪性があります。良性腫瘍としては粉瘤、脂肪腫、母斑細胞母斑、脂漏性角化症などがあります。良性腫瘍は放置しても、基本的に生命にかかわるようなことはありません。一方の悪性腫瘍はいわゆる「がん」と呼ばれるもので、これは死に至る可能性もあるものです。ただし、一見しただけでは「できもの」が良性か悪性かは判断がつきにくいものですので、早期に検査することが重要です。気になることがありましたら、なるべく早めにご相談ください。
以下のような症状がみられましたら、
お早めにご受診ください
- 皮膚のできもの
- 以前からあったできものが大きくなってきた
- 皮下のできもの
- 黒い/赤いしみができた
主な疾患について
粉瘤
粉瘤はアテロームとも呼ばれ、良性の皮膚腫瘍の中で代表的なもののひとつです。皮膚の下にできた袋状のものに角質等、いわゆる垢が溜まって発生します。中央に黒い点のような穴があってドーム状に隆起しており、強く圧迫すると臭いカスのようなものが排泄されます。
良性のため治療せずそのままにしていても問題はありませんが、放置していると大きくなったり(まれに10cm以上になることもあります)、また粉瘤がつぶれて細菌に感染し、炎症を起こしたりすることもあります(炎症性粉瘤)。
粉瘤の主な種類として、もっとも多く見られるのが表皮嚢腫です。毛穴の皮膚がめくれて袋状の嚢腫が生じ、そこに垢がたまることで発生します。他に頭部にできる頻度が高い外毛根鞘嚢腫、同時に複数生じる多発性毛包嚢腫などがあります。
粉瘤は放置した場合、徐々に大きくなりいずれ感染を生じるため、傷跡をなるべく残さないで済むよう早期の手術をお勧めします。手術は局所麻酔を使い30分程度の外来手術で、1週間ほど後に抜糸を行います。稀に粉瘤の嚢腫壁が悪性化していることがあるため、手術で切除した腫瘍は病理検査を行い、悪性所見の有無を確認します。また炎症性粉瘤が起き、悪化してひどく化膿した場合は、抗菌薬による薬物療法に加え、切開して膿を排出するなどの治療を行います。
脂肪腫
粉瘤はアテロームとも呼ばれ、良性の皮膚腫瘍の中で代表的なもののひとつです。皮膚の下にできた袋状のものに角質等、いわゆる垢が溜まって発生します。中央に黒い点のような穴があってドーム状に隆起しており、強く圧迫すると臭いカスのようなものが排泄されます。
良性のため治療せずそのままにしていても問題はありませんが、放置していると大きくなったり(まれに10cm以上になることもあります)、また粉瘤がつぶれて細菌に感染し、炎症を起こしたりすることもあります(炎症性粉瘤)。
粉瘤の主な種類として、もっとも多く見られるのが表皮嚢腫です。毛穴の皮膚がめくれて袋状の嚢腫が生じ、そこに垢がたまることで発生します。他に頭部にできる頻度が高い外毛根鞘嚢腫、同時に複数生じる多発性毛包嚢腫などがあります。
粉瘤は放置した場合、徐々に大きくなりいずれ感染を生じるため、傷跡をなるべく残さないで済むよう早期の手術をお勧めします。手術は局所麻酔を使い30分程度の外来手術で、1週間ほど後に抜糸を行います。稀に粉瘤の嚢腫壁が悪性化していることがあるため、手術で切除した腫瘍は病理検査を行い、悪性所見の有無を確認します。また炎症性粉瘤が起き、悪化してひどく化膿した場合は、抗菌薬による薬物療法に加え、切開して膿を排出するなどの治療を行います。
ほくろ
ほくろは医学的名称として、母斑細胞性母斑、色素性母斑、単純黒子などと呼ばれるものです。母斑細胞というメラニン色素を作る細胞が集まって生じたもので、子供のころは平らでも、次第にこの母斑細胞の数が増え、盛り上がってくる場合もあります。
ほくろは基本的には良性腫瘍の一種に数えられますので、治療の必要はありませんが、いわゆる「ほくろのがん」と言われる悪性黒色腫が疑われる場合は検査が必要です。大人になってから急に現れた、急に大きくなってきた、形がいびつである、色素斑の境界がにじんでいる、色むらがある、大きさが6mm以上である、隆起しているといった所見が多く当てはまる場合は小さくても悪性黒色腫という皮膚悪性腫瘍の可能性がありますので注意が必要です。
悪性が疑われる場合、まずはダーモスコピーという診断専用のルーペのような器具で検査します。その上で悪性黒色腫の可能性が疑われる場合には、適切な医療機関(大学病院)に紹介します。悪性黒色腫はごく初期であっても稀に転移を生じることが知られており、また非常に長期間(10年以上)を経て再発することもあるため、その疾患を診療するに値する設備が整っていない医療施設での治療はお勧めしません。先天性でも大きな色素性母斑は将来的に悪性腫瘍を発症する可能性がありえるため、手術で取り切ってしまうという選択肢もあります。良性のものでも見た目が気になるということであれば、手術で切除したり、レーザーによる治療を行ったりする場合もあります。
イボ
イボは、皮膚に生じた隆起性の病変のことを言います。その1つに尋常性疣贅というヒトパピローマウイルスが皮膚の微小な傷から侵入して感染して生じるいぼがあります。とくに子供に多く見られまずが、子供の場合は自然に治ることが多いです。傷のつきやすい手や足底、顔や首などの部位にウイルスが感染しやすいため、イボが現れることが多く、アトピー性皮膚炎のある子供が引っ掻いてしまった傷から発症する場合もあります。接触により感染するため、あまり触らない方が良いです。通常は凍結療法や、ヨクイニンなどの漢方薬で治療を行います。
また加齢性のイボ、医学用語で言う脂漏性角化症は、灰色や黒色の少し盛り上がったほくろのような斑点で、表面ががさがさしており、顔や腕などに多発するものです。これは主に紫外線による肌ダメージにより生じた表皮の加齢変性で、悪性化することはありません。見た目的に気になる場合は液体窒素、レーザー、外科的手術によって除去することが可能です。脂漏性角化症に似た皮膚がんもありますので、徐々に大きくなってきたなど気になる場合には受診をお勧めします。
皮膚がん
上に挙げた悪性黒色腫以外にも皮膚の悪性腫瘍は多くの種類があります。
最も頻度が高いのは基底細胞癌ですが、早期にきちんと治療をすれば命に関わることはありません。しかし、様々な見た目を呈するため、見逃さないように注意をすることが大事です。
有棘細胞癌は基底細胞癌ほど多くは見られませんが、放置した場合に有棘細胞癌になる病変、いわゆる前癌病変がある方は非常に多く見られます。露光部にカサカサした赤みが生じて治らない場合には、前癌病変の1つである日光角化症の可能性があるので、一度受診して確認することをお勧めします。
また、パジェット病という、一見タムシやかぶれにしか見えない悪性腫瘍もあります。外陰部や肛門周囲、脇の下に生じるものであり、初期は「皮膚の赤み」だけが症状のため、その病気のことを知らなければ診断することも困難です。初期に治療をすれば十分完治も期待できますが、一旦病変が進行してしまうと非常に重篤な経過となるため、早めに診断をつけて治療を始めることが重要です。